肉桂(にっき)とシナモン

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肉桂の歴史

シナモンは世界最古のスパイスといわれ、紀元前4000年頃から使われ始めたそうです。中国では後漢の時代(25-220年)に書かれた薬学書『神農本草経』に初めて記載され、日本には8世紀前半に伝来したと伝えられています。香辛料としてはもちろん生薬として、また歯が大きく葉脈がはっきりしていて美しいため、観葉植物として利用されることもあります。

 

肉桂の効用、使い方

肉桂(にっき)

肉桂(にっき)とシナモン…同じ植物かと思いきや、近縁種であっても違う植物だとか。しかし肉桂もシナモンもどちらも共通の独特の香りは主成分の「シンナミックアルデヒド」。

末しょう血管拡張作用があるので、身体を温め、手足の血流を改善するといわれています。冷えや肩こり、更年期障害にお悩みの方は、肉桂やシナモン入りのお菓子を意識してみてはいかがでしょうか?

 

ヨーロッパでは、悪寒を感じたら紅茶にシナモンスティックを浸して飲む習慣があります。シナモン(桂皮)は、風邪薬で知られている葛根湯の原料でもあるのです。シナモンに含まれるシンナミックアルデヒドが殺菌・消毒作用があることを経験から知っていたのでしょう。

肉桂やシナモンはバクテリアやウィルス、真菌、酵母菌などの感染症にも有効な抗大腸菌でもあるといわれています。他にも、健胃・消化促進や、腸にガスがたまっている時に楽に出してくれたり、麻酔剤として働いたり、最近では脳の働きをよくする作用があるという報告もあります。

大航海時代に探検家たちが競って探し求めた香辛料であった理由がわかりますね。

 

八百源の肉桂餅

16世紀安土桃山時代、南蛮貿易の商港・堺にポルトガル船が来航。宣教師が堺に持ち込んだ舶来品に肉桂がありました。その香りの良さにお餅に加えて食されたのが「肉桂餅」の始まりです。

八百源の肉桂餅は、伝統製法と風味を引き継ぎ、綿のように柔らかく蒸し上げた生地に香り高い肉桂を練り上げて作られています。

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